開催レポート

NGIAS 2019が、2019年5月30日 (木)、ベルサール新宿グランドコンファレンスセンターにて開催され、好評のうちに終了しました。

 NGIAS (エヌジアス)は、Next Generation Information Analytics Spaceの略称で、今より一歩進んだ次世代のデータ解析について、皆様と一緒に考えていくスペース (コミュニティ) を目指したビジネスカンファレンスとして2017年より開催されています。

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 2回目の開催となるNGIAS 2019は、「データ解析は、新たな価値創造の時代へ~俯瞰的×多角的視点で読み解く、その戦略とアプローチ~」と題し、データ分析・情報解析に従事する多岐にわたる有識者の方々をお招きして、データ解析の活用事例や疑問について、会場と一体となってディスカッションを行いました。

 当日は横河電機 阿部様、日経BP総研 狩集様、三菱UFJモルガン・スタンレー証券 塩原様、ニューバランス 鈴木様、LDH Japan 長瀬様、旭化成 中村様に加え、主催者のVALUENEX 中村および田中、イーパテント 野崎といったバラエティ豊かな9名が登壇しました。経営企画、知的財産、マーケティング、メディア、投資アナリストと多様な専門性を持つメンバーにより、様々なシーンでのデータ分析、情報解析について意見が交わされただけでなく、来場者もオンラインシステムにより同時にディスカッションに参加し、リアルタイムで活発な意見交換や質疑応答がなされていました。

 私たちの身辺には多種多様な情報が散在しており、どのようなデータが何の問題を解決するのか、どのような考察がデータ解析に必要なのかを、一人の経験や一方向の視点から導き出すことは非常に困難です。今回のNGIASでは、あえて自分の職種とは異なる専門家のデータ解析事例やデータの見方、扱い方を知ること、また講演者と一体となった双方向でのタイムリーでインタラクティブなコミュニケーションによって、俯瞰的なデータ活用の視点を養い、データ利用のさらなる可能性の広がりを感じていただくことを目的としていました。おかげさまで定員を上回るお申込みをいただき、実際にご来場いただいた方からは「考えるきっかけになるような、キーワード等がたくさん得られた」「ヒント、見方、気付きを得た」「データ解析というと方法論的な話が多い中、概要的な、少し大きな視点での話はとても参考になった」といった趣旨に沿ったコメントが多数寄せられ、好評であったと感じています。

  今回のNGIAS開催により、次世代のデータ解析の発展に向けて着実に前進できたと実感するとともに、今後もNGIASを通じて、日本市場におけるデータ解析の定着、普及を進めていきたいと改めて思いました。

定員を上回るお申込みをいただき、満席状態の会場の様子。途中退席される方はほぼおらず、皆様熱心に参加されていました。